メタボの体型
メタボの体型
現在ではメタボな人と聞けば、皆が肥満体型を連想するに違いありません。これはそれだけ、メタボリックシンドロームという言葉が、普及してきた証拠とも言うべきものでしょう。
それでは何故メタボが、これ程までに普及を遂げたのでしょうか?。実はこのメタボが遂げた普及こそが、2008年に厚生労働省が開始した制度の成果に他なりません。この制度の象徴的存在としては、有名なメタボ検診が挙げられます。
この結果メタボと判定された方々は、実に3人中1人にも及ぶのが現実です。この結果、医療行政の中に於いて、メタボ対策が如何に重要な課題となったのか、この点は容易に想像出来るではありませんか。
それにしても素朴な疑問として、昔と比較しても肥満の人を見かける事が少なくなったのにも拘らず、何故現在ではメタボ検診が義務化される程の人が急増したのでしょうか?。この不可思議な現象は、メタボ検診の登場によって作り出されたのではないか、と考えたら間違っているのでしょうか。
例えば真偽の程は不明ですが、コレステロール値の場合でも、医師が製薬会社を儲けさせる為に、故意に基準値を下げて高コレステロール患者を増やしている、という説を唱える方がいます。
従ってメタボ検診に於いても、誰かが誰かを儲けさせる目的で、意図的に検査を増やして患者を増やしているのではないのか、とつい穿った見方をしてしまうのかも知れませんが、実際にはこの真相は不明だと申し上げましょう。
とは言え、情報は相反する物を含めて多角的に集めるから自分の判断が出来る訳で、一箇所からだけの情報だけでは自分の判断も出来ない、という気は致しますが、皆さんはどうお考えでしょうか?。
この様な穿った見方はさておき、現状ではメタボ対策で効果を発揮する事に成功すれば、医療費を相当な部分で節減出来るとされています。
さてメタボリックシンドロームと判定される基準としては、ウエスト径が代表で、男性で85cm女性で90cm以上ある場合が該当します。これは言わば腹囲の計測によって、内臓脂肪の分量が推定可能であるという前提に立って、メタボリックシンドロームの判定基準と定められたのです。
然しながら現実には、この85cmという数字には科学的な根拠はありません。とは言え、腹囲が大きくなるに伴って、病気に罹患する危険性が高まる事にだけは、医学的な根拠が存在します。
更には、メタボリックシンドロームと判定される基準としては、「血清脂質、血圧、血糖の内の2項目に、異常が認められれば、保健指導を受ける必要がある。」というものがあります。
ともかくメタボに於いては、悪いのは体型ではなく内臓に蓄積した脂肪なのです。この種の中性脂肪は、何と内臓から血管に移動して、その結果、動脈硬化を誘発する原因となるからです。
さて我々の生活は欧米化に伴い、食事の内容が劇的に変わりました。つい最近まで米と魚を食べる日本人と評されてきたのに、今では魚よりも肉を多量に食べる様になり、脂の乗った料理が増えてきたのです。しかも持っている遺伝子が米と魚の時代のままなのに、食生活だけが肉と脂を主体とするものに変わったのです。こんな食生活の結末がメタボの急増だったとすれば、空恐ろしいと言わざるを得ません。
現代では、ファーストフードのハンバーガー等で、毎日を過ごす人は若い人を中心に多いに違いありません。然しながら、不健康な食生活は、何れは自分の体を蝕んでいくのです。先ず目で見える体型が、何よりの危険信号と意識を改革して下さい。この意識改革さえ出来れば、「何としてもメタボを根絶してみせる。」という、メタボ対策のやる気が俄然湧いてくるに違いないのです。









