ヘルスメーターの変遷

ヘルスメーターの変遷

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現在の社会に於いては、テレビ、ラジオ、インターネット等、情報網が飛躍的に成長しました。その結果、健康問題が取り沙汰される世相となり、人々が体重計に求める機能は著しい変貌を遂げました。その昔、ヘルスメーターという名称の体重計しか無かったのは、一定年齢以上の方々なら御存じの通りです。

ところが、10年程前に「体脂肪計」が誕生して以来、体重と同時に体脂肪率までもが、自宅で手軽に計測可能となったのです。その当時、計測機器の大手メーカーであった、「タニタ」と「オムロン」が殆ど同じ時期に、体脂肪計を発売しました。

それ以前にはダイエットと言えば、単なる体重を減らす行為に過ぎませんでした。ところが体脂肪計の登場により、体脂肪率の除去、即ち「体に付いている脂肪を減らしましょう。」という方向へ、ダイエットの定義が大きく変わったのです。現在では、年間300万台に届くヘルスメーターの内、体脂肪計はその約半数を占める程の市場にまで成長しました。

その結果、遂に2003年、更に進化した「体組成計」が誕生しました。従来の体脂肪計では、体重と体脂肪率だけを計測する機能でしたが、この体組成計では従来の機能に加えて、体を構成する個々の要素に至るまでが、計測可能となったのです。

とかくダイエットをすると、リバウンドは必ず起こるとされています。ところがこのリバンドの真の原因は、ダイエットの際に「脂肪の代わりに、筋肉を落としてしまった。」誤りにあるとされているのです。何故なら筋肉が落ちると、基礎代謝量が減少するので、脂肪が益々燃焼しにくくなる、こういう悪循環に陥るからです。

この様に、ダイエットに於いては食事量を制限して、一旦は痩せた様に見えても、実は脂肪ならぬ筋肉の減少の成せる技だった訳です。従って、ダイエット終了後に食事量を元通りに戻せば、余計なカロリーが全て脂肪と化す為、結局リバウンドが起こる、こういうメカニズムなのです。

この点、エネルギー消費量に於いては、筋肉は脂肪の何倍もの量を行ないます。だからこそダイエットの場合は、食事量を制限する以前に、筋肉量を増やす心掛けが、必要不可欠となるのです。

以上の観点からも、体重と体脂肪率以外にも、筋肉量や骨量に至るまでの計測が可能な「体組成計」が、ダイエットに大いに役立つ機器として、脚光を浴びる様になったのです。

因みにこの体組成計は、オムロンからは「カラダスキャン」、タニタからは「インナースキャン」という商品名で発売されています。この両者には若干の違いはありますが、機能的には殆ど変わりはありません。

   
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